ヲタっ子1年生。

同担の知り合い0→身バレコワクナイ/廣瀬大介さんを推しています。

王子様のこと/佐伯虎次郎への妄想と考察と。

attention!

この記事は佐伯虎次郎夢女の妄想ポエミー考察です。ミュネタ俳優ネタ一切ありません。妄想6:ポエム3:考察1くらいの割合です。ご了承ください。

 

 

 

 

 

テニスの王子様』ってタイトルは誰を指してるのかなーって最近よく考えます。

(もし作者様などが既に言及している事柄でしたらすみません。)主人公でもある越前リョーマのことなのか、はたまたテニスに打ち込む少年たち全体を指した言葉なのか。最終話のサブタイ?では確か『テニスの王子様たちへ』という文言が入っていました。複数形ということはやはり登場する様々な学校のプレーヤーたち全員を指してるのでしょうか(これで王子様なのは一部の人気実力のあるキャラだけなら面白い)。

ということはサエさんもその中に入れるのかなとか考えていて、ひとつ考えたことがありました。

 

六角って作中に描写のある試合(対青学、対比嘉)だとストレート負けしかしていない学校でして、つまりはサエさんも負け描写しかないんです。それでも対青学は白熱した試合展開でD1に関しては「菊丸がふたりいる!?」みたいなアレがなければ結果はわからなかったと思うのですが(サエさん推しの戯言)、対比嘉はそうじゃない。ボールをオジイにぶつけられたとか、縮地法とかいうテニヌ的要素があったことを抜きにしても甲斐との試合は相手が利き手と逆の手かつ本来のプレイスタイルでないのに負けてしまいました。オジイの心配をしながらもひとりコートに残って『やり残したこと』をやり遂げようとした彼は、そのときどんな思いで戦ったのか。『やり残したこと』とは何なのか。私は『戦うこと/六角のテニスをすること』だと思っています。六角のテニスはテニミュの校歌的に言うと『楽しむためのテニス』であり『勝つためだけのテニス』です。相手が躊躇いもなく人にボールをぶつけるような試合は楽しむどころではなかったでしょう。しかしサエさんは試合の楽しさを失ってもなお六角のテニスを捨てなかったのだと思います。その結果は敗北でしたが縮地法の性質を見抜き、それはその後の青学対比嘉戦に活かされました。やっぱりサエさん無駄に格好いい!!!……ではなくて、戦い抜いた末に結局彼は苦しい試合で勝つことができなかった、六角のテニスができなかったんです。そもそも佐伯虎次郎くんて公式でまで無駄に男前とか言われちゃう美味しいキャラなんですが決して強キャラではないんですよね、動体視力云々言ってもよっぽど上のキャラがいる訳ですし。だからかはわからないけれど新テニのU-17合宿には参加していないし、きっとテニプリキャラ内では凡庸な実力だろうと勝手に思っています(全国大会進出という成績は素晴らしいものですが)。

圧倒的に強くて無我の境地とかそういうチートが使えちゃうようなキャラ(リョーマとか手塚とか)ってやっぱり神に祝福されているというか、紛うことなき『王子様』だと思うんですよ。でも、私の推しはそうじゃなくて。それでも『テニスの王子様』という言葉は作中でテニスに励む少年たち全員に降り注ぐのだなあって。

テニスをしたい、テニスが楽しい、その感情だけで生きていけている間は、彼らは王子様なんだろうな、っていうのが結論なのですけれど。

天衣無縫とかまではいかなくても、彼らの頭の中も日常生活もテニスが中心じゃないですか、多分。キャラの大半は3年生だけれど進路のこととか考えないじゃないですか、授業より勉強の成績よりテニスじゃないですか。仲間の為に自分の為にテニスをすることだけが全てでいられる彼らは、たとえ特別な能力を持たなくともテニスの王子様なのかなって。

だからあの夏の全国大会初戦の日までのサエさんも、確かにテニスの王子様でした。

オジイが搬送されてチームメイトも皆それについて行って独りコートに残された後、きっと彼の頭の中には試合のことしかなかった。ネットの向こうの甲斐と、自分と、飛び交うボールしかなかったのだろうと私は想像します。だから敗北の後、不二に「早くオジイの所へ」と促されるとハッとしたような表情をし、急いで会場を後にしたのだなって。

漫画としてはほんの数ページ、しかしその試合の間、サエさんの全てはテニスが占めていました。天才不二くんの友達だし左利きだし男前、でも強キャラとは言い難い私の推しは、確かに、完璧に、テニスの王子様だったんです。

でも私には、その後彼がテニスに打ち込む姿というのが、どうしても想像できないのです。全国大会敗退、恐らくは3年生にとっての引退を意味します。それに六角中は公立校なのでどうしたって高校受験があり、皆暫くは勉強に励むのではないかなとは思います(新テニやら現在も学年が変わっていないことを考えると、かの世界に受験なんて存在しない気もしますが……)。でも、その先たとえば高校生になったとして、サエさんがあの年の関東大会全国大会のように試合をする姿が想像できないのです。サエさんはもともと生徒会副会長だしあのルックスだしあの爽やかさだし、先生や同級生との関係も良好で、素晴らしい学校生活を送れる要素に満ち溢れています。それこそ、テニスなんて無くとも。それでも六角中でテニスをやっていたのはあの学校のテニス部の独特なシステム(幼い内から予備軍としてテニスに親しむこと)や、オジイや仲間の存在があったからなのではないでしょうか。それに、サエさんはあの比嘉戦できっと本当に全て出し切ってしまったんです、右手でラケットを持った甲斐相手に。きっと甲斐菊丸戦の後、裏手のレフティであることやバイキングホーンなる技の存在はサエさんの耳にも入ったでしょう。惜敗と思われた試合が、実は相手にとって手を抜いたような状態での戦いだったと知ったら。サエさんも馬鹿ではないです、これまでだってきっと自分の能力というものを嫌というほど感じている。でも、それでも傷ついたと思うんです。だってまだ15歳の、千葉の田舎の男の子ですよ。彼にはテニスに固執する理由はないけれど、テニスを離れる理由はあるのかなって。

サエさんは、佐伯虎次郎は、テニスの王子様でした。

テニスの王子様』でいられる状態なんて多くの登場人物たちにとって青春の一瞬の煌めきみたいなもので、遅かれ早かれいつかは過ぎ去るものです。その煌めきの最終地点が、佐伯虎次郎という少年の場合は全国大会初戦だったということなのだと思っています。

 

テニプリの登場人物、特に3年生って読者にとって不思議な存在でして、多くのヲタクは今や15歳をとうに越しているのですが、それでもどこか『先輩』って思ってしまいます(ex.不二先輩)。私にとっても佐伯は、本来なら佐伯くんとでも呼んだ方がしっくり来るような年下の男の子なのですが、それでもサエさんって、見上げてしまう存在です。

私は二次ヲタ夢女子なので、出来ることなら彼とお付き合いしたいし彼が年を重ねる世界線に行けるのなら結婚したい、タキシード姿が見たいです。でも、それ以上に、たとえば六角中1年の地味~な女子生徒として、コートに煌めく彼を見たい。関東大会準決勝のD1で、菊丸の分身に驚きつつも六角を応援したい。漫画では大した描写のない3位決定戦だって、S1死ぬ気で応援したい。全国大会初戦、きっと六角は応援も含めて皆オジイに付き添ってしまうけれど、私はコートに残って戦ったテニスの王子様を見ていたい。あ、今言った試合全部負けるのですけれど。

 

それでも、サエさんはテニスの王子様だし、私の王子様です。