ヲタっ子1年生。

同担の知り合い0→身バレコワクナイ

線路に飛び込まない理由。

ふとこのブログの下書き一覧見てたら「廣瀬さん関連のチケがひとつも手元にないもう私は完全なる茶の間DDだ死のう」みたいな記事があって笑いました。そりゃハイネ行かないせいだよ!甘ったれるな!!みたいな感じですね~。

 

さて、今ある予定はテニスとこえずかと大学でのトークショーです。

こえずかは正直申し込む予定なかったのですが前述の通りあまりにも予定がなくて死にそうだったので入れました!声の妖精さんに興味ないとか言ってるくせに!!

大学のやつの方はキャパとか雰囲気とかよくわからないんですけど大丈夫なのか……やや不安です。でも楽しみです。

 

9月1日って学生の自殺が多い日なんですって。

きっと人間が線路に飛ぶときってなにも考えないままフワッとした気持ちで行っちゃう人も多いんだろうな。

人並みに嫌な思いもするし毎日毎朝電車に乗るし、フワッと線路に飛ぶ可能性は自分にも確かに存在していると思います。それでも毎朝ちゃんと電車がホームに止まるのをじっと待つことができるのはきっと『次の予定がある』って思えるから。

前回のブログでは夢云々なんて言ったけどそんな曖昧な話でもなく、推しから与えられているのは生きていく理由/死なない理由なのかもしれません。生きる意味を貰うのにお金を払うなんて~って言う輩もいるだろうけれど、ヲタクですもの。お金を払って楽になるならそれならいいと思うよ。

ギーガー!

ギーガー!

 

とりあえず声優らしい仕事やってる廣瀬さん見たり(見たいかは別)、3rd六角ちゃん見たり昨日注文した着払いの荷物受け取る為にも、明日も生きようね。

幸せな家庭を。

若俳でも声優でもない方の推しのバーイベがありました。

謎のカラオケ大会(料理やクイズもする)だったのですがめちゃくちゃ楽しかったです。ランダムに客をステージに上げて早押しクイズ勝負とかやりやがってめちゃくちゃ笑いました。これもし似たようなことを若俳かつ声優の方の推しにやられたら客席で奇声上げながら出口に突進してしまう気がするのですが、幸いにもこっちの推しにはガチ恋成分も同担拒否も皆無ですので……。いや~~~楽しかった!

さて、イベントの最後に幼き日のホームビデオが流されたり親御さんからのお手紙が読まれた(本人にもサプライズ)のですが、その『幸せな家庭』感が見ていてもすごく嬉しくて。彼が沢山愛されながら育まれたその歴史の一片を見せてもらえたのが本当に本当に幸せでした。

 

若俳かつ声優の方の推しの家庭環境について詳しくは知りませんが、色々な情報から知るところだと結構な複雑さのようで。複雑な家庭が不幸せなわけではないけれども、それでもヲタクからしたらあまり触れにくいじゃないですか。それは仕方ないことです。

それでも、私も彼ほどではないながらそれなり変な家族構成と周辺環境なので『普通の』『幸せな』家庭を見たいなって思うんですよ。

現代の価値観からは逆行するかもしれないけれど、父と母と子供~みたいな家庭に対する多少の憧れがありまして。

私の(若俳でも声優でもない方の)推しは既婚者なので、どんな形であっても幸せな家庭をつくっていって欲しい。本音を言うとそれをこっちに見せて欲しい。自分では叶えられないかもしれない夢を見せてくれたらなーって。

 いや、これってよく若俳ヲタクの言う「女作っても匂わせるな」の正反対だなって自分でも思うんですけれど。私も若俳かつ(以下略)の推しに対しては大概そんな気持ちですし。若俳でも(以下略)の結婚も当初はそれなり堪えましたし。でもどちらにしても相手に対して『夢を与える』ことを求めているわけで。

 

夢を与える

夢を与える

 

 (ふとこの小説の存在を思い出したので貼り付け)

ガチ恋的感情もそれと逆行する感情も、どちらもヲタクが夢見たい気持ちの現れだと思うんですよね。いや、だから何って話なんですけれど。

ヲタクが誰かに夢を見る限り何やっても喜ぶヲタクと悲しむヲタクがいます、多分。ですので私の推しと誰かの推し各位におかれましてはヲタクのことは考え過ぎず己の幸せを第一に考えてください。でも夢見ることも止めないでください、嫌がらないでください。

 

最後に。

もう発表から1年以上経ってしまいましたが、(形だけのツイートてはなく)ようやく心から言える気がします。

ご結婚おめでとう、幸せな家庭を作ってください。

好きな顔の話。

前の記事の通り、現在若干メンタルやられ気味なヲタクですどうも。

しかし、推しを見ても楽しくないのなら推しじゃない人を見て楽しくなればいいじゃないとか考えながら好きな顔の著名人を色々検索してたらなかなか元気が出てきました(チョロい)。ていうか元気でた1番の要因は全然別ジャンルでちょっと泣きそうなほど嬉しいことがあったからなのですが、それはさておき好みの顔って見ていてなんかアガりますよね。

という訳で(?)、好きな顔の話です。

 

好きな顔、というものを自分で認識したのは、お恥ずかしながらとても最近です。以前の記事でも書いたかもしれませんが、とある俳優さんのお顔がとてもとても好きで、顔の好みというのを意識したのもその方のことを知った頃だったでしょうか。考えてみれば推すまではならないけれど写真や映像を見てとてもときめくという経験はこれまでも何度もありました。今回はそんな、顔の好きなお方について纏めてみようかなと。

お名前を出すことをご了承ください。また、画像は載せませんので是非検索してみてください……本当に格好良いので(個人の感想)。

 

・北村諒さん

前述の、とてもとてもお顔の好きな俳優さんです。若俳ヲタ各位におかれましては検索するまでもないかと。

色白でくっきりした目鼻立ちで、特に目と眉の距離と口の形が素晴らしく格好良い。舞台を観劇したことはなく映像も刀とろまたんくらいですが、薬研の男気とクールさと色気(太腿の話ではないです、一応)も、北早くんの真っ直ぐさ可愛らしさも似合ってしまう……すごい。

集合写真などの時のキメ過ぎない自然な表情も、すごく顔が良いという自覚から来るのでしょうか……(失礼)、何にせよ格好良い、流石モデル出身。

 

・二葉勇さん/二葉要さん

双子さんで私はおふたりの見分けができないので同時にお名前出させていただきます。

要さんがテニミュ3rdで推しキャラを演じていることで知りました。サエさんのときも素敵なのですがTwitterなどでのおふたりのツーショットが本当に本当にすごくて!!!ひとりでも素晴らしいお顔なのにそれがふたつ並ぶ絵面の素晴らしさよ。もはや暴力的です。

俳優集団?的なものに所属しているようなのですがあまり詳しくは知りません。劇団番町ボーイズ、でしたっけ。たしかMXでよくわからないお笑いの番組やっていますよね今。あと何か運営の問題で炎上してたような。まじでそれくらいしか知らないのが申し訳ない……。

 

松田翔太さん

自分の認識としてはTVの俳優さん、ですかね。昔からすごい格好良いなあと茶の間(正しい意味での)で思っています。

好きだなーと強く思ったのはライアーゲームだった気がするのですが、最近のものでは三太郎いいですよね。ライダーの頃好きだった某オニちゃんもいいですがやはり桃太郎。あの格好していても負けない顔の格好よさ。

結構ネタっぽい役の時もありますが、いい顔の無駄とは思わせない……むしろ格好いいからこそ面白いっていうのが素敵です。

 

・Gouさん

俳優さんではなく、メガマソというバンドのベーシストさんです。V系って大概メイクがそれなり濃いので顔に言及していいのか悩むのですが……。

まず始めに謝ると私はメガマソバンギャルではないです、涼平さんの世界観はすごいと思いますが音楽的な好みとは違うので。

しかし、彼のお顔が好きです。バンドマンの顔面番付を勝手にやるのなら1位かもしれない(とある元麺がトップなのですが彼は今バンドマンではないので)。

 

・齊藤ヤスカさん

とはいえ、ニチアサの頃しかわからないです、もう10年とか前の話です。

ボウケンジャー放映当時、ブラックとイエローの関係性がすごく好きで、その頃もうっすらと「お顔が格好いいなー」と思っていたのですが改めて見てもやっぱり好きな感じです。しかしあの……最近のお写真を見て結構心が砕けたので……。あまり多くは語るまい。しかし真墨(当時の役名)格好いいです確実に。

 

自分では統一感のある好みだと思うのですがあまり周りには納得されません、なんでだろう。綺麗かつ強そうな顔の男の人が好きなんです。

推すかどうかに顔は全然関係なくて、むしろ推している方は比較的弱そうな顔かなと思うのですが……。どうしてか好みと一致しない方にばかりのめり込んでいる気がします。

 

みなさんの、推し関係ない好きな顔も知りたいなーなんて思ってしまいます。是非ともこっそり教えてください(どうやってだろう)。

何しても楽しくない期。

って、ありませんか?

私は今まさしくそれで、非常にしんどいです。

 

推しのブロマイドを見ても、円盤を見ても、雑誌やTwitterを見ても楽しくない。自分のなかで最終兵器と化している薄ミュの円盤を再生機に入れることすら面倒くさい。

漫画を読んでも楽しくない。

ゲームもモチベ下がりすぎて某刀ゲーは起動すらさせていないし絶賛推しイベ中の某ゲームも惰性でストーリーだけは回収したけれどそのイベストすら1個見たきり。

ごはんを食べることと寝ることは相も変わらず好きだけれど他に娯楽がないとつい食べ過ぎて腹を壊す(おなかいたい)。

 

推しすら全然好きだと思えなくなるんですよね、こういうとき。本来は『推しがいるから頑張れる!』ってなるべきだし普段ならそうなんですけれど、今はお顔見ても声を聞いてもときめけない気がします。

あんまりにもあんまりなので推しいないけれど気になっている舞台のチケットでも買おうかと思ったけれど今はそんなに観たいと思えなくて。

状態に立派な名前がつくほどのものではないけれど、強いて言うのなら情緒不安定ってやつです、多分。大学でのトークイベント?とやらの運営を心配に思うくらいには今も元気なので、3日もすれば元気になります、多分。

 

あまりにも内容のないブログ記事なので暫くしたらこっそり消してるかも。

カバンの中には。

今週のお題「カバンの中身」

 

初めてお題で記事を書きます。カバンの中身、皆様はどんな感じでしょうか。そもそもどんなカバンを使ってらっしゃるのかが気になりますが……(可愛いハンドバッグって財布しか入らなくないですか?!)

私はどんなカバンのときも大抵以下の通りです。

 

スマホ

iPhoneではないです。しょっちゅう落とすのでケースは手帳型。

・モバイルバッテリー

コンパクトなものを携帯しています。外面に傷がつくのが嫌なので刀ステのプレミアム特典の巾着に入れていたのですがあっという間に紐がほどけてどこかへ消えました……。

・財布

財布を買って財布の中身を失うのが嫌なのでハイブラとかではないです。でもそろそろちゃんとした物にしたい気持ちもある。

ICカード

定期でもあるので名前とかが印刷してあって何となく恥ずかしい。

・ハンカチやティッシュなど

アナスイのハンカチが可愛くて好きです。あと手が汚れたときのためにウエットティッシュを持っていることもあります。

・化粧ポーチ

中身はファンデ、アイライナー、アイシャドウ、アイブロウ、リップなど……。ビューラーは嵩張るので持ち歩きません。可愛さだけで選んだボールチークも同上。わりとファンデくらいしか直さないことも多いのですがある程度の道具を持ち歩かないと安心できない性分です。

 

上記に加え、舞台観劇のときには以下のものも持っていきます。

 

・オペラグラス

8×25とかだった気がする。http://deghtn.hatenablog.com/entry/2016/05/14/232113こちらのブログを参考にさせていただきました。嵩張るけれど見やすいです。あまり活用できていない気もするけれど……。

・チケット

チケットファイルはバーイベのときのグッズを使用。

・某服屋のショッパー

かっちりした紙袋ではなく、柔らかいビニールタイプのものです。物販で買ったパンフとかを入れるのに使います。

 

うわー大荷物。その上整理整頓が大の苦手なのでカバンの中は混沌です、どんな可愛いバッグもパンパンになるので台無しです。スポーツブランドの大容量リュックサックが大好きですが観劇のときくらいはもっと可愛い格好をしたいですし……荷物配置の工夫をするか荷物を減らすか、そのどちらも必要なのか……悩みはつきないものです。

数字の話/愛の話。サマバレも。

ヲタクにとって、愛=数字です。

お金は当然だけれど、それは人によって歴になったりグッズの個数になったり参戦数になったりします。俳優ヲタも二次ヲタもバンギャルも、そこだけは同じです。

 

さて、14日はハッピーサマーバレンタインてしたね!

なにそれという人の為に簡単に言ってしまうと、テニスの王子様のバレンタインのチョコ獲得数ランキングの発表がありました。皆様ご存じの通りテニプリでは例年ファンからキャラの元へ大量のチョコ(だったり他の何かだったりする、足とか)が贈られるのですが、まあ彼がとにかく強いんですよ、跡部様。テニプリに興味のなかった頃の自分ですらその名前と王国民なる存在は知っていました。

そして今年は、そのランキングの発表をコミックス内ではなくニコ生でやってしまう、しかも50位以内だと描き下しイラストが缶バッジになるという、そりゃもうお祭りみたいなもんです。私は誰にもチョコを贈っていない(そもそもバレンタインの頃はテニプリ未読だった)ので他人事として楽しみましたが、これってヲタクにとっては切実なイベントなのだなって実感させられまして。

当日私は宴会なうでニコ生を視聴することは叶わず、Twitterの実況ツイで順位を知っていったのですが、まあ上位が大波乱でした。初期校の健闘、跡部様の首位陥落。

1位になった天根ヒカルくんはなんと1万と300少しという驚異の獲得数でした。どうやら彼のヲタク有志(3人)で1万贈ったとか……、今回のバレンタインの総数が10万と幾らかなので、およそ10分の1がその3人によって天根くんに贈られたということです。なんという数の力。他にも足やら模造刀やらを贈られたキャラがいたりと話題に事欠かないサマバレのなかでもその圧倒的熱量とその結果としての1位(一応言うと、天根くんはその1万を抜いても50位以内に入る人気です)は輝いていました。

その結果、雌猫反省会が各所で開かれたり来年のチョコインフレが予想されたり、と天根くんへ贈られた1万個のチョコはテニクラ界隈に大きな衝撃を与えました。(ところで1万個のチョコってどうやって工面したのでしょうね、チロルチョコ1粒ずつ送ったりしたのでしょうか。)

 

結局のところ、やっぱり二次ヲタも三次元のヲタクも推しに数字(獲得数、動員、売り上げとか)を贈りたいし、どうせなら自分が推しに対していかに数字=愛をかけたかを誇示したいのです。もしかしたら「んなことないぞ!」って人もいるかもしれないけれど、少なくとも私はそうです。でも、時間は積み重ねだし物を贈ったりチケを買うにはお金が必要で、理想のように愛を注ぐのはとても難しいことです。お金ほしい。

私は誰かにひけらかせるほどの愛をあげられていないのが引け目に感じられて他の誰かの与える愛を憎んでしまいそうになります。でも、それが間違っているのも知っています。

数字は力です。サマバレの数字が今後どのような影響を及ぼすのかはわかりませんが、少なくとも上位のキャラには声付きのコメントがありました。数年ぶりの新規台詞、という子だっていたでしょう。数字は愛であり、推しの新たな動きを生みます、二次元でも三次元でも。

 

願わくば、あなたの推しも私の推しも沢山の数字を得られますように。

 

王子様のこと/佐伯虎次郎への妄想と考察と。

attention!

この記事は佐伯虎次郎夢女の妄想ポエミー考察です。ミュネタ俳優ネタ一切ありません。妄想6:ポエム3:考察1くらいの割合です。ご了承ください。

 

 

 

 

 

テニスの王子様』ってタイトルは誰を指してるのかなーって最近よく考えます。

(もし作者様などが既に言及している事柄でしたらすみません。)主人公でもある越前リョーマのことなのか、はたまたテニスに打ち込む少年たち全体を指した言葉なのか。最終話のサブタイ?では確か『テニスの王子様たちへ』という文言が入っていました。複数形ということはやはり登場する様々な学校のプレーヤーたち全員を指してるのでしょうか(これで王子様なのは一部の人気実力のあるキャラだけなら面白い)。

ということはサエさんもその中に入れるのかなとか考えていて、ひとつ考えたことがありました。

 

六角って作中に描写のある試合(対青学、対比嘉)だとストレート負けしかしていない学校でして、つまりはサエさんも負け描写しかないんです。それでも対青学は白熱した試合展開でD1に関しては「菊丸がふたりいる!?」みたいなアレがなければ結果はわからなかったと思うのですが(サエさん推しの戯言)、対比嘉はそうじゃない。ボールをオジイにぶつけられたとか、縮地法とかいうテニヌ的要素があったことを抜きにしても甲斐との試合は相手が利き手と逆の手かつ本来のプレイスタイルでないのに負けてしまいました。オジイの心配をしながらもひとりコートに残って『やり残したこと』をやり遂げようとした彼は、そのときどんな思いで戦ったのか。『やり残したこと』とは何なのか。私は『戦うこと/六角のテニスをすること』だと思っています。六角のテニスはテニミュの校歌的に言うと『楽しむためのテニス』であり『勝つためだけのテニス』です。相手が躊躇いもなく人にボールをぶつけるような試合は楽しむどころではなかったでしょう。しかしサエさんは試合の楽しさを失ってもなお六角のテニスを捨てなかったのだと思います。その結果は敗北でしたが縮地法の性質を見抜き、それはその後の青学対比嘉戦に活かされました。やっぱりサエさん無駄に格好いい!!!……ではなくて、戦い抜いた末に結局彼は苦しい試合で勝つことができなかった、六角のテニスができなかったんです。そもそも佐伯虎次郎くんて公式でまで無駄に男前とか言われちゃう美味しいキャラなんですが決して強キャラではないんですよね、動体視力云々言ってもよっぽど上のキャラがいる訳ですし。だからかはわからないけれど新テニのU-17合宿には参加していないし、きっとテニプリキャラ内では凡庸な実力だろうと勝手に思っています(全国大会進出という成績は素晴らしいものですが)。

圧倒的に強くて無我の境地とかそういうチートが使えちゃうようなキャラ(リョーマとか手塚とか)ってやっぱり神に祝福されているというか、紛うことなき『王子様』だと思うんですよ。でも、私の推しはそうじゃなくて。それでも『テニスの王子様』という言葉は作中でテニスに励む少年たち全員に降り注ぐのだなあって。

テニスをしたい、テニスが楽しい、その感情だけで生きていけている間は、彼らは王子様なんだろうな、っていうのが結論なのですけれど。

天衣無縫とかまではいかなくても、彼らの頭の中も日常生活もテニスが中心じゃないですか、多分。キャラの大半は3年生だけれど進路のこととか考えないじゃないですか、授業より勉強の成績よりテニスじゃないですか。仲間の為に自分の為にテニスをすることだけが全てでいられる彼らは、たとえ特別な能力を持たなくともテニスの王子様なのかなって。

だからあの夏の全国大会初戦の日までのサエさんも、確かにテニスの王子様でした。

オジイが搬送されてチームメイトも皆それについて行って独りコートに残された後、きっと彼の頭の中には試合のことしかなかった。ネットの向こうの甲斐と、自分と、飛び交うボールしかなかったのだろうと私は想像します。だから敗北の後、不二に「早くオジイの所へ」と促されるとハッとしたような表情をし、急いで会場を後にしたのだなって。

漫画としてはほんの数ページ、しかしその試合の間、サエさんの全てはテニスが占めていました。天才不二くんの友達だし左利きだし男前、でも強キャラとは言い難い私の推しは、確かに、完璧に、テニスの王子様だったんです。

でも私には、その後彼がテニスに打ち込む姿というのが、どうしても想像できないのです。全国大会敗退、恐らくは3年生にとっての引退を意味します。それに六角中は公立校なのでどうしたって高校受験があり、皆暫くは勉強に励むのではないかなとは思います(新テニやら現在も学年が変わっていないことを考えると、かの世界に受験なんて存在しない気もしますが……)。でも、その先たとえば高校生になったとして、サエさんがあの年の関東大会全国大会のように試合をする姿が想像できないのです。サエさんはもともと生徒会副会長だしあのルックスだしあの爽やかさだし、先生や同級生との関係も良好で、素晴らしい学校生活を送れる要素に満ち溢れています。それこそ、テニスなんて無くとも。それでも六角中でテニスをやっていたのはあの学校のテニス部の独特なシステム(幼い内から予備軍としてテニスに親しむこと)や、オジイや仲間の存在があったからなのではないでしょうか。それに、サエさんはあの比嘉戦できっと本当に全て出し切ってしまったんです、右手でラケットを持った甲斐相手に。きっと甲斐菊丸戦の後、裏手のレフティであることやバイキングホーンなる技の存在はサエさんの耳にも入ったでしょう。惜敗と思われた試合が、実は相手にとって手を抜いたような状態での戦いだったと知ったら。サエさんも馬鹿ではないです、これまでだってきっと自分の能力というものを嫌というほど感じている。でも、それでも傷ついたと思うんです。だってまだ15歳の、千葉の田舎の男の子ですよ。彼にはテニスに固執する理由はないけれど、テニスを離れる理由はあるのかなって。

サエさんは、佐伯虎次郎は、テニスの王子様でした。

テニスの王子様』でいられる状態なんて多くの登場人物たちにとって青春の一瞬の煌めきみたいなもので、遅かれ早かれいつかは過ぎ去るものです。その煌めきの最終地点が、佐伯虎次郎という少年の場合は全国大会初戦だったということなのだと思っています。

 

テニプリの登場人物、特に3年生って読者にとって不思議な存在でして、多くのヲタクは今や15歳をとうに越しているのですが、それでもどこか『先輩』って思ってしまいます(ex.不二先輩)。私にとっても佐伯は、本来なら佐伯くんとでも呼んだ方がしっくり来るような年下の男の子なのですが、それでもサエさんって、見上げてしまう存在です。

私は二次ヲタ夢女子なので、出来ることなら彼とお付き合いしたいし彼が年を重ねる世界線に行けるのなら結婚したい、タキシード姿が見たいです。でも、それ以上に、たとえば六角中1年の地味~な女子生徒として、コートに煌めく彼を見たい。関東大会準決勝のD1で、菊丸の分身に驚きつつも六角を応援したい。漫画では大した描写のない3位決定戦だって、S1死ぬ気で応援したい。全国大会初戦、きっと六角は応援も含めて皆オジイに付き添ってしまうけれど、私はコートに残って戦ったテニスの王子様を見ていたい。あ、今言った試合全部負けるのですけれど。

 

それでも、サエさんはテニスの王子様だし、私の王子様です。